この度、NJで日本語教育に尽力されていますKids国際の中村先生と共同で教育セミナーを開催させて頂くことになりました。
テーマは『海外における日本語と理系教育の重要性について考える』です。
海外で暮らすご家族にとって、お子様の言語教育についての考え方は様々だと思います。
英語と日本語のバランスをどう考えて教育するのか、この先、大学、就職をアメリカでするのか日本でするのか。子供ににとって人生を左右する大はきな問題となります。
アメリカで生活するのだから日本語はそんなに必要ないのではとお考えの方もいるかもしれません。しかしながら、日本人のアイデンティティを持って生まれた者として正しい日本語を使う機会を放棄することは些か寂しい気がします。
今一度、日本人として正しい日本語を学ぶこと、そして美し日本語を使用することによってもたらされるお子様の将来の可能性について考えてみては如何でしょうか。
また、VARTEX EDUCATIONS も理系教育に携わる側として、今回は『STEM教育』について考えてみたいと思います。
従来の日本は詰め込み教育を行い知識を頭に詰め込むことを推奨してきました。卓上で理論を学び、ひたすら知識を蓄え、それを必要な際にアウトプットする。試験においてはどれだけのことを覚えているかを問われ、それが学力の尺度でもありました。
しかし、時代は移り変わり、教育は多くを覚えることよりも思考力を重視するようになりました。答えよりも答えを導く過程を見るのです。高校数学で表現するとわかりやすいのですが、問題文があって、解答用紙に答えだけ書かれているとしましょう。その場合、答えが例え正解だったとしても得点はもらえません。しかし一方で、最終的な答えまで導き出せなくても答えまでのプロセスがあっていれば部分点がもらえるのです。その流れが小学校、中学校、全教科に反映され、試験問題も一問一答ではなく記述式を多く採用するようになったのです。
『STEM教育』の考え方は正にこのプロセス・思考力を育てることを目的としており、アメリカでは多くの教育現場で取り入れられている手法です。
これからの時代に求めらる人材を育成する、思考力を育てるとはどういうことか、『STEM教育』を元に、共に考えてみませんか。
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