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STEM教育

STEMは2001年に米国ナショナル・サイエンス・ファンデーションが提唱した教育カリキュラムの略称です。
科学、技術、工学、数学の4つの学問に力を注ぎ、国際競争力を持ったより専門性が高く、価値の高い人材を多く生み出そうとする21世紀型の教育システムです。

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S = Science / 科学:

現実世界の研究 問題の発見


T = Technology/ 技術:

必要性を満たすために製作された製品(日用品、乗り物、ソフトウェアなど)、

問題を解決するために作成するすべてのプロダクト

E = Engineering / エンジニアリング:

問題を解決するために使う設計プロセス
 

M = Math / 数学 :

数字、形、数量の言葉。

独立した既存カリキュラムに、異なるテーマを意図的に組み込み総合的学ぶことで人生のあらゆる分野で使える思考、推論、チームワーク、調査、創造的なスキルを開発することを目的とします。日本においてはロボティスクやAIといった分野を連想し、子どもから始めるプログラミングと捉えられがちですが、STEM教育が示しているのはIoTやプログラミングの教育などよりも広い概念で、単に「科学技術」や「IT技術」に秀でた人材を生み出すということではありません。STEM教育の根底には、自分で学び、自分で理解し、自分で発見しり、それが自発性、創造性、判断力、問題解決力、チームワークといった諸々の能力を高めていくことがあります。以下がSTEMのいくつかの特徴です。

1.現実世界の問題に焦点を当てます。

  レッスンでは、実際の社会、経済、環境問題に取り組み解決策を模索

  します。

2.エンジニアリングの設計プロセスで、問題を定義し、背景調査を行 

  い、ソリューションの複数のアイデアを開発し、プロトタイプを開発

  して作成し、テスト、評価、再設計します。

  問題の特定、あるいは設計上の課題から、焦点であるソリューション

  (解決策)の作成と開発に至るまで、自分の研究ベースのアイデアを

  柔軟に試し、さまざまなアプローチを取って、間違いを犯し、受け入

  れて学び、やり直すこと繰り返すのです。

3.学生の作業は実践的で協力的であり、解決策は生徒によって決定され

  ます。

  生徒はチームワークの中でアイデアを共有し、必要に応じてプロトタ

  イプを再設計するためにコミュニケーションをとり自分の考えをコン

  トロールしつつ、実践的で独自な調査と研究に没頭します。

4.生徒が学習する数学と科学で習得した能力を適用し、数学や科学のコ

  ンテンツを意図的に関連づけ統合します。   

  このプロセスで科学と数学が孤立した科目ではなく、問題を解決する

  ために一緒に働くことを理解することで数学と科学の学習への興味が

  高まります。 

 

5.一般的はカリキュラムと対照的に、複数の正しい回答と失敗が許され

  ます。常に複数の正しい答えとアプローチの機会を提供する環境で、

  豊富な創造的ソリューションを探求します。                   

  プロトタイプを設計してテストした結果、問題を解決できないことも

  あります。失敗から学び、またやり直すことが期待されます。

  障害はソリューションを発見して設計するための積極的な一歩と考え

  ます。

 

 

博物館で子供たち
STEMで学ぶ子供.jpg
化学学生

子どもの頭脳はとても柔軟で吸収力をもっているため、興味を与えることで最大の能力を引き出すことができます。日本の漢字教育では、中学・高等学校で学ぶべき漢字を小学校低学年の児童に教えると、驚くほどのスピードで習得していくという研究結果も出ています。特に理数系人材は、小学校段階からの教育次第で差がつくと言われ、幼い頃から理数領域に関心を持たせるとともに、理数的な興味や思考力を育む教育を取り込み、物事を探求する姿勢を育てることが大切です。ヴァーテックス・エデュケーションズはSTEMをカリキュラムに取り入れ、受験目的だけではなく、現実世界に深く興味を持ち、問題を発見し、柔軟な発想、理論的思考とチームワークで解決方法を設計し、忍耐強く実験を繰り返し問題解決する能力を持つ人材育成に力を入れています。

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